アトリエトコイは那覇から西へ40kmのところ
にある慶良間諸島の阿嘉島にあります。
島に生えているアダンの葉で
アダン葉帽子や小物を作ったり、
草あみの楽しさを伝えるワークショップを
開催したりしています。
沖縄を神様が作った時に島を嵐から守るために神様が最初に植えた植物がアダンだと言われています。
アダンはトゲのある葉っぱとオレンジ色のパイナップルにも似た実が特徴的です。
繁殖力が強く横へ横へとどんどん広がり、あっという間に群落を作ります。
アダンの葉も根っこも昔から民具として利用されてきました。
アダン葉帽子ができるまで
アダンにはギザギザの鋭い棘があります。
煮ると少し甘い良い香りがします
天日に1か月干して完全に水分が抜けたらやっと使えるようになります
タコのちぶる(蛸の頭)と呼ばれる編み始め
ぐるぐると渦を巻きながら広がっていきます
ここまでくればあと一息
一本いっぽん編み地に入れて綴じます
かつて沖縄ではアダン葉帽子の産業が盛んになった時代がありました
沖縄の三大輸出品にまで盛り上がった帽子産業ですが、その後衰退し今ではそんな歴史があったことも知る人が少なくなり、幻の産業となってしまいました
私は沖縄の帽子産業の歴史とその美しい帽子が身近なアダンでできていることに衝撃を受けました
この沖縄の誇りである技術の残し、継いでいくことが私の願いです
公式サイト
https://adanhat.jp/